すりむに誕生の物語
——すべては、自転車のペダルを漕ぎ続けた、あの日の私から始まりました。
「1円でも安く、家族のために良いものを」
そう願いながら、私は毎日、食材の買い出しに出ていました。ハンドルに重い買い物袋をぶら下げ、何軒ものスーパーを自転車でハシゴする日々。あっちの店でチラシの品を買い、こっちの店でタイムセールの列に並ぶ。それが当時の私の日常でした。
しかし、坂道を上るたびに、ペダルを踏み込むたびに、身体には確かな疲労が積み重なっていきました。
夕暮れ時、ヘトヘトになって帰宅し、一息つく間もなくキッチンに立つ。ふと時計を見ると、もうこんな時間。「安く買えた」という小さな達成感の裏で、私は大切な自分の時間や、家族と笑顔で過ごすためのエネルギーを、少しずつ削り落としていたのです。
心も体も擦り減っていくような夕暮れの帰り道、私は思いました。
「もし、今買いたいものの"本当の価格"が、この手の中で今すぐ分かったら」
そうすれば、あちこち走り回る時間も、ヘトヘトになる労力も、すべて笑顔のための時間に変わるはず。大切なのは、ただ安く買うことじゃない。それによって生まれる「こころのゆとり」こそが、本当に必要なものだったんだと、身をもって気づかされたのです。
私たちが届けたいのは、情報ではなく「輝く毎日」です
世の中には、かつての私と同じように、誰かのために、あるいは生きるために、毎日を全力で駆け抜けている人がたくさんいます。家事に追われる主婦の方、子供の手を握りながら戦う子育て世代、夜遅くまで社会を支えるビジネスパーソン。全員が、時間がいくらあっても足りないほどの、忙しい日々を送っています。
だからこそ、私たちは「すりむに」を立ち上げました。
点在する街の情報を一つに集約し、無駄な苦労を徹底的に「スリム」にする。そして、削ぎ落とした先に生まれた時間で、誰もが自分らしく、心豊かに「むに(無二)」の人生を輝かせてほしい。「すりむに」という社名には、そんな祈りのような決意が込められています。
あの日、夕方の街を自転車で走りながら私が願った未来を、今度は私たちが、がんばるすべての人のスマートフォンへ届けます。あなたの毎日が、もっと優しく、もっと輝くものになりますように。